ピザ屋さんの悪態日誌 -4ページ目

ライダーへの道 ~障害編~

<今回は前回の続きですので、初めてご覧になる方はコチラ からどうぞ>



さて、ポスティング初日を向かえ、朝9時にピザ屋に着くように家をでました。


到着すると、ピザ屋の裏口と思われるところに5、6人ほど人がならんでいるのを見つけ、


「あ、この人たちもポスティングスタッフなのか。」 と思い、その方々を遠めで観察していると、


僕と同じ靴を履いた男性を見つけました。靴の名前はアシックスの 「GEL」。


履きやすい靴だったので愛用していたのですが、まさかここにも愛用者がいるとは世の中狭いものです。


色違いだったので、僕はジワジワと近寄り靴を見つめ、靴→ズボン→Tシャツの順に視線を上げ、


最後に顔を見ると、どうもどこかで見覚えが。・・・・・・・ハッ!(わかりました)




その男性はあのパンダ でした。

(またまた登場です)




振り返ってみると、どうもパンダとは腐れ縁のようが気がしてきました。 (気分悪いです。)


当時はあまり面識がなかったのですが、「なんかヤバイな、コイツは」 とは思ってました。


まぁ、知らない仲でもないわけですから、とりあえず話をしてみました。(以下、やりとり)


僕 : 「よう。自分もここでポスティングなん?」


パ : 「奇遇やな。まさにそうや。求人のチラシ見てきてん。」


僕 : 「そうか。バイトして何か買うんか?」


パ : 「そう、原付欲しくてな。ライブディオZXが欲しいねん。」


僕 : 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




「ぐぎぎぎぎぎぎぎ・・・」 (激しい歯ぎしり)




靴もカブリ動機までカブるとは屈辱以外の何者でもありません。(切腹したほうがマシでございます)


この時点で、僕がライブディオZX以外の選択肢を選ぶ事になったのは、言うまでもありません。


しかし、原付が欲しいという欲求は消える事はありませんでした。(もはや車種は問わなくなりました)


気を取り直して、ピザ屋の社員を待つ事にしました。


10分後、社員がやってきました。どうやら店長のようです。


挨拶を済ませ、仕事の説明を受け、あらかじめ用意されていたチラシがフロアに置かれました。


チラシは小型のボストンバックに入れられており、そのバックの上に紙の切れ端が置かれ


そこには 「1600」 「1200」 「800」 と書かれており、これはどうやらチラシの枚数のようです。


今になってわかるのですが、一時間にどれだけ頑張ってチラシを配っても120枚が限界です。


しかも結構体力を使い、さらに夏なのでしんどさは倍増です。


ちなみに120枚という数字は、十分に知り尽くしたエリアでのみ可能な話であって、


未知のエリアとなればそう簡単にはいきません。当時の配るエリアも僕の全く知らないところでした。


しかし、そのときの僕は若かったので、心の中でこう思っていました。




「フフン。2000枚くらいイケますよ。」 

(気温18度相当の涼しい顔で)




しかし多くても1600枚しか用意できないらしく、僕はそれでもいいかと思い


早速1600枚のボストンバックを手にしようと思ったのですが、店長から一言こういわれました。




「あ、君は800枚ね」

(Gacktを思わせる冷たい顔で)




僕は驚愕しました。800枚ということは一枚4円なので、一日にたった3200円しか稼げません。


理由がわかりました。僕の見た目がアンガールズ並みの貧弱さだったからです。(被害妄想)


コイツが1600枚も配れるハズがない。そう判断されたのでしょう。(こりゃ屈辱です)


しかし店長命令とあれば逆らうわけにもいかないので、従う事に。


そういうワケでいざ出陣。真夏のポスティングが始まりました。


想像以上にハードで、朝の10時から配り終わったのが夜の7時。


疲れ果てた顔で店に戻ると、店長がまた一言。




「遅かったね。みんなもう終わって帰ったよ。」

(まるで生ゴミを見るような目で)




そんな馬鹿な。なぜだか検討もつきません。そこで僕はその日を振り返ってみることにしました。


<以下、ピザ職人の四苦八苦>


・PM12:00 : ランチを選びにコンビニへ。色々な物に誘惑され小一時間程滞在。(自堕落)


・PM2:00 : 自販機にお住まいのコーラさんに呼ばれ、ロングバケーション。(自堕落)


・PM4:00 : 本屋にお住まいのジャンプさんに呼ばれ、楽しい世界にホームステイ。(自堕落)


・PM5:00 : 残ったチラシが大量。消化するためにBダッシュでポスティング。(四苦八苦)


<結論 : 四苦八苦ではなく自堕落>




検討がつきました。(あっさり)




その後、800枚以上配る事がなかったのは言うまでもありません。 (貧弱大臣に就任)


疲れきった顔していると、店長がお茶を入れてくださいました。


先ほどの冷たい発言とは打って変わって優しい表情だったので、これは何かあると思っていると


店長から 「いい忘れてたけど、このバイト土日限定やから平日はお休みやで。」 といわれました。


これは予想外。全く稼げないバイトではないですか!


しかし、他にバイトを探すのがメンドクサかったので、夏休みはこのポスティングをし続けました。


さて、一体いくら稼げたと思いますか?


では早速回答を。(待てない性格なもので)




3万円でした。(ポッキリ)




あれだけハードだったのに3万円とは・・・・。スクーターはおろか、パーツすら買えません。(大失敗)


そんなこんなで夏休みが終わり、自宅で悶々としていると電話がかかってきました。Mです。


「ちょっと遊ぼうや。」 と言われ、こちらに来てくれるとの事。なんだろうと思い、僕は待ちました。


おそらく10分後(記憶があいまいです)。 外からMの呼ぶ声がしたので、


とりあえずベランダに出てみると、な、なんと!




Mがスクーターに乗っているではありませんか!

(満天の笑顔で)




どうやら工場で10万ほど稼いだらしく、余裕で買えたのこと。(スクーターは中古でした。)


僕は机の上においてあった3万円をにらみつけながら


もう二度と婦女子の誘いにはのるまいと心に誓うのでした・・・・・。




その後パンダはそのピザ屋のデリバリーになったそうです。(2年後退職)

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ライダーへの道 ~銭闘編~

先日、とうとうテレビで 「電車男」 が始まりました。 僕は最初にネットニュースで本出版される


というのを見たのがキッカケで知る事ができました。あまりの夢のようなストーリーに悶絶し、


ひたすら 「羨ましい」 を連呼していると、父に 「深夜やから静かにせい」 と一喝されました。


皆さん、こんばんは。 そのスレッドを見るのに徹夜してしまったのが原因で、翌日のピザの宅配時に


居眠り運転をしてしまい、うっかり 「通夜男」 になるところだったピザ職人です。 (改めてこんばんは)




今回も前回に引き続き、トラックバックステーションのお題(憧れのライダー)に挑んでみます。


以前にも記事で書きましたが (書いたと思いますが)、僕の交通手段はもっぱらバイクです。


では、ここでどのようにバイカーになってしまったのかを振り返ってみましょう。(若干の後悔をしながら)


まず、本格的に僕の物欲が騒ぎ出したのが高校生。


16歳というトゲトゲしい年齢になった僕は、とある書店で一冊のバイク雑誌と目が合いました。


その雑誌名は 「ヤン○マシン」 (伏せる必要はないかもしれません)


何気にその本をペラペラとめくっていくと、雑誌の広告欄に目がいきました。


内容よりも広告が結構目立ってしまうというのがバイク雑誌の特徴。


そこには一台のスクーターが掲載されてました。その名も 「ライブディオZX」。


それを見た瞬間、僕はその書店が公共の場ということをすっかり忘れ、




『むはぁ~』 (うっとり)




と、アツイ吐息を雑誌に吹きかけていました。そうです、すっかり 「ZX」 のトリコとなってしまったのです。


そして、その場で様々な思いが脳裏をよぎりました。



<以下、ピザ職人の妄想万歳>

コレを買う → 同級生から羨望のまなざしを受ける。 おそらく、モテる。(愚か)


コレで走る → 通行人から羨望のまなざしを受ける。 明らかに、モテる。(浅はか)


コレで遊ぶ → 待ち合わせ時にコレに乗って参上する。 絶対に、モテる。(まさか)


<妄想加熱。強制終了>



僕は少ない小遣いでこの 「ヤン○マシン」 様を購入し、家で悶々としていたのは必然の行為でした。


翌日、僕は学校で昨日の衝撃的な出会いを友人殿らに報告すると、


どうやらこの 「ZX」様は有名らしく、かなり人気が高いとの事。 


それを聞いた瞬間、マイナー志向の僕はいささか購買意欲がそがれたのですが、




「コレを買わずして、何が男か!!」 (理解不可能)




と混乱した脳の状態で叫びました。(もちろん、心の中で)


さて、いざ買おうと思いましたが、僕にはお金がありません。


親により長期バイトを禁じられていた理不尽な状態だったので、ここは仕方なく母に頼むことに。



僕 : 「最近、学校のみんな自転車じゃなくて、スクーター乗ってんねん。」 (みんな=2人)


母 : 「ほーん。不健康な高校生やな。若いんやったら運動せな」 (食っちゃ寝の発言につき説得力なし)


僕 : 「でもめっちゃ便利なんや。一気に行動範囲も広まやろしな」


母 : 「・・・・・・・・・・・・・」 (しばし無言)



ここで僕はこの沈黙は「ZX様」の購入する考慮の余地があると判断し、言葉を直接的表現に変えました。



僕 : 「というわけで、俺長期バイト禁止になってるし、お金ないから何とかしてくれへんかな?」




母 : 「アカン。自転車で十分や。」 (一蹴)




どうやら考えが甘かったようです。母はあっさりと僕の要求を拒否し、家事に戻りました。


僕もここは一時撤退を決め、部屋に戻り、作戦を立て直すことにしました。


当時は7月。もう少しで夏休みです。そうです、もう夏の短期バイトに頼る以外ありません。


その日以降、僕は新聞の折込チラシの求人を目を通すのが習慣となりました。


しかし、どんなバイトをすればよいのかわかりません。


そこで、友人のMに相談すると、工場の短期バイトがあるから一緒に行こうと言われ、


彼に心より感謝をし、僕はその方向で検討し始めました。(面接はまだ行ってません)


そして、夏休みに入る二週間前。教室でボーっとしていると、いつも話しをしていた


婦女子に 「いいバイトがあるんやけどやらへん?」 と言われ、内容を聞くと


どうやらピザ屋のポスティングスタッフの事らしく、チラシ一枚配ると4円いただけるらしいのです。


僕は考えました。 「1枚で4円。百枚で400円。千枚で4000円。それを夏休み中やると・・・・(にやり)」




「コレはイケる!!」 (とらぬ狸の皮算用)




そういうワケで、必要以上に欲が出た僕は、婦女子の誘いということもあって


ポスティングスタッフをやることを決意しました。 (注:現在のピザ屋とは無関係です)


そして、Mの誘いを軽々しく断り、大変無礼な事をしたなと思いながらも、


アタマの中は「ZX様」の購入資金16万円+αを手にした自分でいっぱいでした。


そして、夏休みに入り、そのピザ屋に初出勤することになったのです。



この続きは ライダーへの道 ~障害編~  に続きます。



M殿、改めてごめんなさい・・・・・。

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「願い事は何ですか?」

先ほど、猛烈な雨が降ってまいりました。雷さんもゴロゴロとお怒りになってらしたようで


ビビリの僕はブログ巡回中だったのですが、志半ばでパソコンの電源をおとしてみました。(無意味)


皆さん、こんばんは。雷よりも彼女の不機嫌の方が怖いピザ職人です。 (動けなくなります・・・・)



先日、グリーティングカードというありがたいモノを読者さんからいただいたのですが、


そこに 「七夕」 関連の画像が貼ってあり、うっかり七夕をスルーするところを助けていただきました。


というわけで、今日はトラックバックステーションの「七夕の願いごと」 に挑みます。


七夕と言えば、笹の葉に願い事を書いた短冊をくくり、願いを託すといったものですが


我が家でもその風習にのっとり、短冊を書いたりしていました。


幼かった僕は、七夕というルールをあまり知らなかったので、母に聞く以外方法がありませんでした。



僕 : 「お母さん、七夕って何すんの~?」


母 : 「短冊っていう紙に願い事書いて、木につるすんやで。」


僕 : 「へぇ~、そうなんや。木ってあのサラサラした葉っぱがついてるやつ?」(この辺は知ってました)


母 : 「そうそう、笹っていうねんで。」


僕 : 「・・・・・でもウチに笹なんてないから、無理ちゃうん?」


母 : 「何いうてんの。あるやないの。ウチの植え込みに置いてある




びわの木が。」 (笹じゃないんですね・・・・)




僕 : 「びわやったらアカンのんとちゃうん?笹じゃないとアカンのとちゃうん?」




母 : 「木なんかどれも一緒や。」 (きっぱり)




母によってまたひとつ 「夢」 を奪われたのは言うまでもありません。


しかし、あきらめきれなかった僕は、近所のダイエーに行き、笹を探しました。


・・・・・各コーナーを巡回すること数十分。ありません。どこを探してもありません。


困りきった僕は、勇気を振り絞り店員の中年女性に聞いてみることにしました。


僕 : 「あ、あの~。すみません。」


店 : 「はいはい、どうしたの?」


僕 : 「七夕の・・・・・・・・(「笹」という名称をど忘れ) えーっと・・・・・・・




七夕の木ってどこですか?」 (説明不足)




この発言の後、僕は店員にコバカにされたような目で見られたのは言うまでもありません。

しかし店員は気をきかせたのか哀れんだのかはわかりませんが、


しっかり七夕コーナーなる所に連れて行ってもらいました。


そこには何ともゴキゲンな七夕グッズが並んでいるではありませんか。


子供の僕はとても気分が高揚し、色々なものを物色して楽しんでおりました。



・・・・・・趣旨を忘れる事10数分、僕はついに笹を手にしました。


しかし、明らかに作り物だったので少々ガッカリしましたが、レジに持っていくことに。


会計時、店員に「~~円です」 (値段忘れました) と言われ、財布の中を見ると、




そこには銀色に輝く硬貨さんがおられませんでした。(薄っぺらい硬貨さんはたくさんおられました)




もちろん、夏目漱石さん(当時)が子供の財布にいらっしゃるわけがありません。


そうです、不当な小遣い制度のため、笹の購入資金は2ケタしかなかったのです。


財布の重さですっかり油断していた僕は、 「あ、あ、あjふぁおうおあづf」 と


言葉にならない声を出し、その場から逃げ出しました。 (「逃げるが勝ち」が当時の座右の銘)


こうなったら母に買ってもらうしかありません。家に帰った僕は早速母に頼んでみました。



僕 : 「ダイエーでなぁ、笹見つけてきてん。買ってくれへん?」




母 : 「じゃあアンタの小遣いから引いとくわな。」

     (リーサルウエポン)



その後、僕は素直にびわの木に短冊をくくりつけるのを決めたのは、言うまでもありません。(弟含め)


というわけで、僕と弟の(当時)の七夕の願いはこうでした。




「どうしても笹がほしいです。」 (ピザ職人)

「こづかい上げてほしいです。」 (小太りの弟)




この二枚の短冊がびわの木にくくりつけられ、悲しく風になびいていたのでした・・・・・。




そのびわの木は今でも健在です・・・・。

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語り部・チャバネ

<とある生物の独り言で今回は進行いたします。>



あ、こんにちは。ワテ、チャバネと申しますねん。今ね、ワテの大好きなトコにいるんですわ。


そう、台所ですねん。人間さんの食べ残したモンとかが好物なんですわ。生ゴミ専門ですねん。


ここまでたどりつくのは簡単でしたわー。この家、あちこちに隙間があって入りやすい事この上なし!


築何年なんでしょうなぁ。かなりボロイ事はワテの目からもすぐわかりますわい、あっはっは。


最近、リフォーム会社の不正かなんかで世の中騒がしいみたいやけど、この家は無縁なんでしょうなぁ。


ホラ、普通壁とかアレでしょ?木製とかコンクリとかでしょ?最近の家なら通常はコレですわな。


でもこの家の壁、よう見てみたら、いや見んでもわかりますわな。あれですわ。



土壁なんですわ、ひゃっひゃっひゃ。(引き笑い)



これにはビックラこきましたね。このご時勢にまだこんな家あったなんて驚きですわ。


地震とかあったら一発ちゃいますかねぇ。ああ、そうそう。ワテ、この家に長いこと居座ってるから


この家の事、色々知ってるんですけどね、この家の息子さん、ピザ屋で働いてるみたいなんですわ。


ちょっと前ですけど、地震があってね、そん時息子さんピザ屋で働いとったらしいんですよぉ。


結構な揺れでしたけど、そんなに心配するほどでもなかったわけですわ。でも息子さんね


自宅の心配したんか知りまへんけど、スタッフの休憩室でみんなにこういったらしいんですわ。




「アカン、もうアカンわ。もう俺の家ペッタンコや。思い出も何もかもペッタンコや。今頃がれきの山や。」




本人は別にウケを狙って言った訳やないらしいんですけど、めっちゃ笑われたらしいですわ。


そら笑われますわな。そんなんで潰れるなんてシャレ以外の何者でもあらしまへんで。


ほんでね、息子はん、後輩にこう言われたらしいんですわ。


後輩 : 「いやいやそんなんで絶対潰れないですって。ありえませんって。」


ええフォローやないですか。なんとも優しい後輩やないですか。


でも息子はん、さらにこう言ったらしいんですわ。



「ええか、ウチは考えられん程ボロイんや。お前、テレビ見てるか?アレあるやろ。劇的ビフォーアフター。


俺もあの番組は好きや。リフォームの枠を飛び越えてんのがミソや。でもな、あれはビフォーがあって


アフターがあるんや。だから、ビフォーが悲惨でも、匠の手によって華麗に生まれ変われるんや。


もちろん、無料やないで。金がいるわけや。ところがウチには金があらへん。ということはやな、




ウチはずっとビフォーの状態なワケや。(しみじみ)




え?何?何とかお金用意してアフターにしたらええやんってか?アホ言うな、どう頑張っても




更地がアフターじゃ。むしろ放置の方向じゃ。」




後輩さんもこんな現状やいうの知らんかったんでしょうな。失笑をかったらしいですわ。


その後輩さんらは、立派な家に住んでるみたいやから、土壁っちゅうモンをあんまり知らんかったみたいで


その後、息子はんはそれを説明しだしたんですわ。



「ほお、お前はフローリングの家に住んどんか。ええな。うらやましいわ。ほんならアレやろ、壁とかも


木でできたやつなんでしょ?ウチ?ウチは土壁っちゅう恐ろしい材質でできとんねん。


どんなんか知らんやろうから、どれくらい恐ろしいか教えるわ。


その土壁を一点に集中してずっと眺めるんや。ほんならもうおっそろしいことにな




土壁の模様がヒトの顔に見えるんや。しかもちょっと笑って見えるんや。」




恐ろしいかどうかはわかりまへんけど、いつ倒壊するかわからんのは怖いですなぁ。


あ、そろそろワテ、メシ食わなあきまへんのや。ちょいと失礼しますわ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・



シュー。バンバン!シュー。・・・・ぶちっ。



息子 : 「どっから入ってくんねん、コイツは。・・・この台所もっとキレイにせなアカンな。」


母 : 「何言うてんの。これでも一生懸命やっとんのやで。」


息子 : 「どこがキレイやねん。夕メシ食った後、3時間も洗いモン放置しとくからやがな。」


母 : 「ほなアンタがやったらええがな。私は仕事で疲れとんねん。」


息子 : 「よういうわ。やろうとしたら、『もう置いといてええから』 っていうやないか。」


母 : 「な・・・・・!そんなん・・・・・!・・・・・・・・。」



あきまへんわ。もはや意識が無くなってきましたわ。何も聞こえまへん。いわゆるアレですわ・・・・



虫だけに 「虫の息」 ってやつですわ・・・・



ひゃひゃひゃ・・・・・・。





おあとがよろしいようで・・・・・。

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手遅れの原因

ようやくメンテナンスも終わり、ページも軽くなりました。 (お昼は重かったです・・・・・)


ランキングもガタ落ちして、少々凹みましたが、これに乗じて関西ジャンルに移転しました。


皆さん、お久しぶりです。 「おそらく雨男」 ことピザ職人です。 (あくまで 「おそらく」 です・・・)




ここ2、3日、ずっと雨だったので、ピザ屋はかなり忙しかったのです。 (他の宅配業もそうだと思います)


やっぱり家から出なくなるので、出前に頼るんでしょうが、それとは違う理由がもうひとつあります。


それは子供です。どうやらお子さんにはピザが好きな子が多いらしく、その要求を受け


親御さんが注文するそうです。よくあるパターンが 


「孫が家に来ますねん。」 「子供がどうしてもって・・・」 「おう、ワシや」  などです。


やはり、子供にはかなわないんですねー。僕も自分の子供ができたらさぞかわいがる事でしょう。



<以下、ピザ職人の妄想と現実>


・娘生まれる


妄想 : よく笑う子であって欲しい。


現実 : 僕に似て無愛想に違いない。


・娘3歳


妄想 : 覚えたての言葉で、僕にドンドン話しかけて欲しい。


現実 : 覚えたての言葉で、僕の心をドンドン傷つけるに違いない。 (ハゲとか・・・・)


・娘・小学生


妄想 : 娘と色々なところに出かけたりしてみたい。


現実 : 道中、必ず汗臭いと言われるに違いない。(洗濯物は僕だけ手洗いになるに違いない・・・)


・娘・高校生


妄想 : 娘と少し高級感のあるお店に食事に行ったりしてみたい。


現実 : そんな僕の誘いを無視し、盗んだバイクで走りだすに違いない。(僕のバイクかもしれない・・・・)


・娘・大学生


妄想 : 酒を飲み、深い話などをしてみたい。


現実 : コワモテの彼氏を自宅に連れ込み、僕は萎縮しているに違いない。




結論 : 盗んだバイクで逃げだしてしまいたい。




<妄想終了。現実逃避開始。>



おそらく、一歩教育を間違えればこうなるに違いない・・・・・。


こういった子供になるであろうと思われる子供と遭遇した事があります。


僕がとあるお客さんの家に配達に向かう途中でした。


道の真ん中に子供が三人何かをして遊んでいたので、僕はバイクのエンジンを少しふかし


自身の存在をアピールしてどかせたまではよかったのですが、その子供は


僕の後を全力疾走で追いかけ、こう叫びました。




「おいーーーー!ピザくれーーーーー!!」




僕は、縦社会の厳しさを思い知らせてやろうと思い、バイクを下りその子供に


「言葉のピストル」 をアタマに突きつけ




「坊や、お金がないとダメなんだ。君の小遣いでは到底買えないだろ。だから家に帰ってママのミルクでも飲んでるんだな!」(にっこり)




と銃弾を発射してやろうかと思いましたが、クレームが怖いので止めました。(ヘタレの真髄)


はい、非常に僕はチビッコギャングに絡まれやすいのです。 (ナメられっぱなしです・・・)


そんなこんなで、僕は自分の子供には厳しく接したほうがよいのかなと思うのですが、


キャラ的に厳しいものがあります。 (オチャラケ大好きなもので・・・)


どちらにしろ、嫁に虐げられるのであろうかと思うのですが、先日、こんなお客さんがいました。(話変)




いつもピザを注文される常連さんなのですが、そのお客さんの子供がかわいいので


配達に行くのが少し楽しみなのです。そしてチャイムを鳴らし、お客さん(母親)が出てきました。


ピザを渡し、代金をもらおうとする時、その子供さんが出てきたのですが、


自分の靴をはかずに、父親の物と思われる靴を履いてきたのです。


何ともかわいらしいじゃありませんか。 しかし母親はそれを見た途端、大声で叫びました。




「お父さんの水虫がうつるやろ!!」 (×3回)





あああああ、なんて事を言うのでしょうか。これでこの子供は学校でこういうに違いありません。





「ウチのお父さん、水虫やねん。」(にっこり)



とても耐えられません。見るに耐えません。水虫は自慢する事ではないのです。(要・パウダースプレー)


僕は 「子供の父親に対する態度も嫁のサジ加減ひとつで決まるのだな・・・」 と思いました。


そして僕は家に帰ると、すぐに自分の足をチェックするのでした。 (まだ見ぬ娘への不安・・・)




僕は水虫ではありません。悪しからず。

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