「願い事は何ですか?」 | ピザ屋さんの悪態日誌

「願い事は何ですか?」

先ほど、猛烈な雨が降ってまいりました。雷さんもゴロゴロとお怒りになってらしたようで


ビビリの僕はブログ巡回中だったのですが、志半ばでパソコンの電源をおとしてみました。(無意味)


皆さん、こんばんは。雷よりも彼女の不機嫌の方が怖いピザ職人です。 (動けなくなります・・・・)



先日、グリーティングカードというありがたいモノを読者さんからいただいたのですが、


そこに 「七夕」 関連の画像が貼ってあり、うっかり七夕をスルーするところを助けていただきました。


というわけで、今日はトラックバックステーションの「七夕の願いごと」 に挑みます。


七夕と言えば、笹の葉に願い事を書いた短冊をくくり、願いを託すといったものですが


我が家でもその風習にのっとり、短冊を書いたりしていました。


幼かった僕は、七夕というルールをあまり知らなかったので、母に聞く以外方法がありませんでした。



僕 : 「お母さん、七夕って何すんの~?」


母 : 「短冊っていう紙に願い事書いて、木につるすんやで。」


僕 : 「へぇ~、そうなんや。木ってあのサラサラした葉っぱがついてるやつ?」(この辺は知ってました)


母 : 「そうそう、笹っていうねんで。」


僕 : 「・・・・・でもウチに笹なんてないから、無理ちゃうん?」


母 : 「何いうてんの。あるやないの。ウチの植え込みに置いてある




びわの木が。」 (笹じゃないんですね・・・・)




僕 : 「びわやったらアカンのんとちゃうん?笹じゃないとアカンのとちゃうん?」




母 : 「木なんかどれも一緒や。」 (きっぱり)




母によってまたひとつ 「夢」 を奪われたのは言うまでもありません。


しかし、あきらめきれなかった僕は、近所のダイエーに行き、笹を探しました。


・・・・・各コーナーを巡回すること数十分。ありません。どこを探してもありません。


困りきった僕は、勇気を振り絞り店員の中年女性に聞いてみることにしました。


僕 : 「あ、あの~。すみません。」


店 : 「はいはい、どうしたの?」


僕 : 「七夕の・・・・・・・・(「笹」という名称をど忘れ) えーっと・・・・・・・




七夕の木ってどこですか?」 (説明不足)




この発言の後、僕は店員にコバカにされたような目で見られたのは言うまでもありません。

しかし店員は気をきかせたのか哀れんだのかはわかりませんが、


しっかり七夕コーナーなる所に連れて行ってもらいました。


そこには何ともゴキゲンな七夕グッズが並んでいるではありませんか。


子供の僕はとても気分が高揚し、色々なものを物色して楽しんでおりました。



・・・・・・趣旨を忘れる事10数分、僕はついに笹を手にしました。


しかし、明らかに作り物だったので少々ガッカリしましたが、レジに持っていくことに。


会計時、店員に「~~円です」 (値段忘れました) と言われ、財布の中を見ると、




そこには銀色に輝く硬貨さんがおられませんでした。(薄っぺらい硬貨さんはたくさんおられました)




もちろん、夏目漱石さん(当時)が子供の財布にいらっしゃるわけがありません。


そうです、不当な小遣い制度のため、笹の購入資金は2ケタしかなかったのです。


財布の重さですっかり油断していた僕は、 「あ、あ、あjふぁおうおあづf」 と


言葉にならない声を出し、その場から逃げ出しました。 (「逃げるが勝ち」が当時の座右の銘)


こうなったら母に買ってもらうしかありません。家に帰った僕は早速母に頼んでみました。



僕 : 「ダイエーでなぁ、笹見つけてきてん。買ってくれへん?」




母 : 「じゃあアンタの小遣いから引いとくわな。」

     (リーサルウエポン)



その後、僕は素直にびわの木に短冊をくくりつけるのを決めたのは、言うまでもありません。(弟含め)


というわけで、僕と弟の(当時)の七夕の願いはこうでした。




「どうしても笹がほしいです。」 (ピザ職人)

「こづかい上げてほしいです。」 (小太りの弟)




この二枚の短冊がびわの木にくくりつけられ、悲しく風になびいていたのでした・・・・・。




そのびわの木は今でも健在です・・・・。

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