ピザ屋さんの悪態日誌 -2ページ目

パンダと北の大地 ~前編~

<今回の記事は少しストーリー性を帯びてますので、パンダをご存知ない方は コチラ からどうぞ>


一ヶ月前にウチの両親がイタリアに行ったと、記事でも紹介しましたが、少し困った事があります。


その旅行に行って以来、この二人はずっとイタリア特集の番組を見ています。(夕食の間に)


僕は大して興味がないので苦痛なのですが、母に 「何かイタリア語喋って」 と言ったら、こんな返事が。




「ボンジュール」 (真顔)




皆さん、こんばんは。思いっきりフランス語で返されたので、突っ込まずに部屋に戻ったピザ職人です。



タイトルからもお分かりの通り、今回はパンダネタです。(またでました)


ですが、今回は彼が何かやらかしたというネタではなく、彼の今後の人生がぶっ飛ぶ可能性が


でてきたので、記事にしてみました。でははじめたいと思います。


あの飲み会以来、パンダにだいぶ嫌気が差してきたので、ほとんど会ってなかったのですが、


ちょこちょこ遊びの誘いがあったので、断りすぎるのもアレなので行くことにしました。



彼と僕の共通の趣味が野球だったので、キャッチボールをして遊ぶ事に。


・・・野球の経験あるんですか?と言われそうですが、ありません。タダの野球好きです。(きっぱり)


余談ですが、こんな貧弱な僕ですが一度だけ表舞台に登場できた事があるんです。


中学校の体育の時間です。(表舞台かどうかはわかりませんが・・・・)


9回の裏に打席が回ってきたので、ここは張り切ってフルスイングをしたところ、


何とホームランを打ったのです。いやいや、何ともキモチがいいものです。(少し歓声わきました)


悠々とベースを走り、一塁を踏み二塁を越えた時、チャイムが鳴りました。


ですが、サヨナラホームランだったのでチャイムなど関係ないくらい盛り上がっていたのです。


と、思ったのですが、どうやらそう思っていたのは僕だけで、


他の皆さんは、僕がホームベースを踏む前に




あっさり帰っていきました。(チャイムと同時に)




それを見た瞬間、僕はホームを踏まずにみんなのあとを追ったのは言うまでもありません。(泣き所です)


で、続きですね。キャッチボールをして少々疲れたので、休憩がてら話をしました。


僕 : 「お、そういえば仕事決まったんか?」 (パンダは現在無職です)


パ : 「いや~、まだやな。一社受けたけど、多分無理やわ。」



<注 : 多分無理ではなく、絶対無理だと心の中で決め付けましたが、これは心に留めておくことに。>



僕 : 「そうか~。そういえば、バイク関連の仕事に就きたいって言ってなかったか?」


パ : 「ああ、一つだけ目ぼしいところがあるねん。」


僕 : 「ほうほう、どこなんよ?」


パ : 「○○○や。」(某大手バイク店。国内に200店舗ある有名バイク店です。)



その大手バイク店は、僕・友人M・パンダが御用達のお店で、みんなこの店でバイクを買っています。


さらにこのバイク屋は、年中人材を募集していて、さらに店長とみんな仲がよかったので


パンダは 「目ぼしい」 と言ったわけです。では話の続きに戻ります。



パ : 「店長がどうやらクチを聞いてくれるみたいでな、いけるかもしれんわ。」


僕 : 「んー、可能性はあるな。整備士やるんやろ?」




パ : 「いや、営業やで。」(迷惑と思いますよ)




よく考えてみて下さい。皆さんがもしバイク(あるいは車)を買いにきた時、


パンダが出てきたらどうしますか?いや、これはわかりづらかったかもしれません。言い直します。


皆さんがもしバイク (もしくは車) を買いに来た時、




明らかに下っ端臭い店員がでてきたらどうします?

(さらに会話を完全シャットアウトするんですよ?)





答えは簡単、「買わず」 です。 (もしくはナメてかかるとか)


いずれにせよ、店にいい影響は及ぼさないのは間違いありません。


「こんなヤツ、営業に使うなんて考えられん・・・・」 と僕は密かに思いながらも


「そうか、頑張れよ」 と言い、何か面白い事をしでかさないかを期待することにしました。



以降は 「パンダと北の大地 ~後編~ 」に続きます。





タイトルとの因果関係は次回で明記します

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ピザ職人、推薦の一品 ~後編~

<今回は前回の続きです。ご覧になってない方は コチラ  からお願いします>




では、前回の続きに入りたいと思います。



        (そして数分後・・・・・)



ボブ : 「HAHAHA、サイコーだよ。」


ジョン : 「だろぅ?ボクも思わず笑っちまったのさ。」


ボブ : 「HAHA、おおっと、もういい時間だね。」


ジョン : 「そうだね。フンはとれたのかな?」



        (二人、車に近づく。)



ボブ : 「うんうん、いい感じダヨ~。あとはこの濡れ雑巾でふき取るだけさぁ~。」


ジョン : 「Foo!じゃあボブ、やってみてよ。」


ボブ : 「いくヨ~。・・・そらっ!!」



        (ボブ、勢いよく汚れをふき取る。しかし、異変が発生。)



ジョン : 「ボブ、確かに汚れはとれたYO。でもさぁ~、よく見てくれよ~、ボクの車の




塗装面がはげっちゃってるじゃないかぁ~!」

(Oh,sit!!)




ボブ : 「HAHAHA、それくらい強力ってことさぁ~。」




        (ジョン、豹変す)




ジョン : 「・・・・HAHA、もう戯言はいい。これから二つの選択肢をやる。それを選ぶんだ。」


ボブ : 「ジョ、ジョンどうしちゃったんだい?いつもの君と違うじゃないか。ランチさんみたいじゃないか。」


ジョン : 「今から一分考える時間をやる。ボクは優しいんだ。」 (フリーザ様)


ボブ : 「一分って・・・、バ、バカな、何を言ってるん・・・」


ジョン : 「グダグダいってんじゃねえ!いいか、これから



そのテメェの汚ねぇケツの穴に鉛玉ぶち込むか、それともそのウソツキなおクチをぶち抜かれてぇか、どっちか選ぶんだな!!」




 (ここでいつもの音楽が流れる)



ぱっ ぱ ぱ ぱ~んぱん♪ ぱっぱ ぱ ぱ~ん ぱん♪ ぱっぱ ぱ ぱ~ん ぱん ぱん♪



 (以下、ナレーションピザ職人)



どんな汚れでも一発で消してしまうケミクール!これであなたの家の汚れともサヨナラです!


お値段は送料込みで3000円!(推定)。驚くほどの効果、これであなたも掃除好きになること


間違いなし!お電話番号は **-****-**** です。今すぐお電話を!!



(ナレーション終わり。再びあの音楽が流れる)



ぱっぱっぱぱぱ~ぱぱんぱん♪ ぱっぱぱぱっぱぱっぱっぱ♪ ぱっ♪




ドォン!!!!!(銃声)




<以上、ピザ職人のテレ○ンワールド放送終了>



いかかでしたでしょうか?ジョンのクルマの塗装がはげてしまうくらいの強力さ。


これはボブがいけなかったのです。クルマには使ってはいけません。(決して使ってはなりません)


一番ベストなのが、流し台付近です。ガンコな水垢やサビなどは一発でとれます。(実験済み)


市販の洗剤とは比較にならない程の効果があります。大掃除などには最適ですね。(これも実験済み)


・・・・はい?その洗剤以外にも有効な掃除方法はないのかと?




ありません。100%この洗剤に依存しています。

(掃除にケミクール様は欠かせません)




そういうわけで、僕は掃除が得意な理由はケミクールを使ってるからなんですね~。(にっこり)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・ジョ、ジョン!!・・・・


・・よ、よすんだ!!・・・・・




ドォン!!!!!!(銃声)




おしまい(ハート)




どうもすみませんでした・・・・。

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ピザ職人、推薦の一品 <前編>

先日、久々に体重計に乗ってみました。 この暑さで何かと汗をかくので、体重が減ったであろうと


思っていたわけですが、何故か3キロ増。 「フムフム、これは筋トレをしているから、筋肉分だな。」


と思い、体脂肪率を量ってみると、「変化なし」。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(呆然)



皆さん、こんばんは。母の高カロリー料理にて、ちゃくちゃくと肥満の道を歩んでいるピザ職人です。



突然ですが、皆さんは掃除って得意ですか?僕はですね、自分で言うのもなんですが、




履歴書の特技に書けるくらい得意です。

(これ以外に特になし。不採用決定。)




言うのを忘れていました。ピザ屋限定で得意なのです。(前言ちょいと撤回)


以前にもお話しましたが、我がピザ屋には負け組の清掃用具たちしかいないのです。


その時は、「センター分けのホウキさん」 「老齢モップさん」 「第二新卒のモップさん」(?)


を説明しました。ですが、これだけではスミのスミまでキレイにできません。


特に「第二新卒さん」 は人がどれだけ力を入れて拭いたところで、見事に足跡を残すのです。


「何かよいものはないのか」 と店内を物色していたところ、・・・・・ありました。


使わなくなった、制服のズボンです。(破けてしまったというのが、使わなくなった主な原因)


これです、これを先ほどの拭き残しの部分に置き、それを足で固定し、


床をツツィーとスケートのように滑ってみましょう。すると、


みるみるウチに拭き跡がなくなっているではありませんか。(後日、乾いてるだけでは?と後輩に言われる)


これは少しヤミツキになりまして、掃除するたびにやっていたのですが、間違えて




後輩のズボンで滑ってしまった事があります。(こっそり)




その後オーナーに 「使ったズボン、洗っていいですか?」 とさりげなく聞いたのは言うまでもありません。



はいはい、それだけではもちろん 「掃除マスター」 とは呼べません。(自称です。)


根本となる汚れのとり方をお教えしましょう。まずその前に、この洗剤をご紹介せねばなりません。


                     

         

                         ケミクール様



その名もケミクールです。これは超が何個つくかわからない程、強力な洗剤です。(ちなみに業務用です)


では、ここで具体的な説明に入りましょう。(某通販っぽく)



<以下、ピザ職人のテレ○ンワールド>


ボブ : 「YA~、ジョンじゃないか。・・・どうしたんだい?浮かない顔して。」


ジョン : 「いやぁ、まいったよ。実はさ~、車に鳥のフンが付いちゃったんダヨ~。」


ボブ : 「HAHA、それはついてないね~。それで、とれたのかい?」


ジョン : 「まったくだね、もうこまっちゃってさぁ。何とかならないのかい?」


ボブ : 「まかせてくれヨ。君のためにとっておきの品があるんだ。」


ジョン : 「何だい?もったいぶらずに早く教えてくれヨ~。」


ボブ : 「このケミクールを使えば、どんなモノもイチコロさぁ~。」


ジョン : 「ホントかい?よくありそうな洗剤じゃないか。今まで色々試したけど、どれもこれもダメさ~。」


ボブ : 「まぁ、だまされたと思って試してみようじゃないか。」




            (ここでジョンの車が登場)




ジョン : 「おいおい、誰だい?僕の車を勝手に持ってきたのは!?」


ボブ : 「いいじゃないか。さてこのケミクール、原液で使わずに薄めて使うんだ。」


ジョン : 「ホントに試す気かい?・・・・わかった協力しよう。」


ボブ : 「ありがとうジョン。君のその選択が正しかったという事を証明してみせるよ。」


ジョン : 「いいんだ。そのかわり何かあったら・・・わかってるねぇ?」


ボブ : 「HAHA、心配ご無用さぁ。じゃあ、この薄めたケミクールを霧状にして車にかけてみよう。」



        (ボブ、車体のトリのフンの部分にケミクールを噴射)



ボブ : 「これでOKさ。数分待つだけさぁ~。」


ジョン : 「ホントにこれだけでいいのかい?」


ボブ : 「そうさぁ。じゃあ数分待っている間に、少しおしゃべりでもしようじゃないか。」



        


番組上の都合により、次回に続きます。(すみません)




次回の 「ケミクールの効果」 にご期待下さい。

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憧れの離島妄想記

先ほどブログ巡りをしていると、興味をそそられずにはいられなかったブログに着地しました。


そのブログは 「スローライフしながらRICH」 というタイトルで、見ていてすっかり癒されました。


つい最近では本も出されたようで、うらやましい限りです。頑張っている人はスゴイですね~。(しみじみ)



僕はアルバイターなので、勤務時間が短いから一応 「スローライフ」 なのですが、


残念ながらRICHではありません。(銀行口座はいっぱいあるんですが・・・・・)


管理人の方のHNも非常にPOPで、「めぐみ@離島」 さんと雰囲気タップリです。(実に南国っぽい!)


僕なんかどうイジッても、「ピザ職人@築50年の土壁住宅」 です。(実に貧乏臭い!)


ご挨拶が遅れました、「スローライフしてたらPOOR」 となったピザ職人です。(RICHになりたい・・・)





そんなこんなで、めぐみさんのブログを見ていたら、ふと南国に住んでいる自分を妄想してしまいました。


なにぶん行った事がないので、イメージが沸きにくいのですが、そこは文明社会のよいところ。


テレビという素晴らしい利器のおかげですね~。つい行った気分になってしまいます。


気分は南国、心も南国となり、もうテンションゲージはマックスに登るのですが、




ボディは劣化した畳の上です

(居間では母がエクササイズしてます)




なんという悲しい現実なのでしょうか。せめて母のエクササイズさえなければ・・・・。(ムサクルシイ)



余談ですが、母は去年ラテラルサイというトレーニングマシンを買ったのですが、


買っていきなり放置状態。あまりの見事な放置っぷりに唖然としながらも、


もったいないので僕が使う事にしました。(ちゃっかり)


ある日、僕がエクササイズしていたところに母がやってきました。(以下やりとり)



母 : 「ほー、使ってるんかいな。」


僕 : 「ほったらかしやったらもったいないやろ。」


母 : 「いやいや、そろそろ使おうと思ってたんや。」


僕 : 「ウソやな。ほんなら何で三ヶ月も放置しとくねん。」


母 : 「まぁ・・・ええがな。




アンタも使えると思って買ったんやからええがな。」

(究極の責任転嫁)




もちろん、このエクササイズマシンは母の独断で買ったのは言うまでもありません。


ちなみに商品がバラバラで入っていたので、組み立てなければならなかったのですが、


母は 「こんなん組み立てられへんがな。」 と言って開封せずに放置。


というワケで、僕が組み立てる事になったのです。(何なんだ、コイツは)



南国ではこんな事はおきないんでしょうね・・・・・。(思いっきり偏見)


では我が家と南国のお住まいでは一体何が違うのかを比較してみました。(妄想もコミコミで)



<以下、ピザ職人の南国バンザイ>


・主食 : 南国=おいしい海の幸  我が家=高コレステロールな惣菜達 (堪える)


・住居 : 南国=年季があり風情豊か 我が家=年季というよりかは老朽 (潰れる)


・台風 : 南国=海辺付近なので大変 我が家=強風が吹いたら大変 (飛ぶ)


・デザート : 南国=トロピカルフルーツ 我が家=なぜか黒豆 (不可解すぎる)


<以上、手を下ろす>



全然違います。我が家はまさに底辺であります。


この際、こっそり南国に脱出してみましょうか。では妄想してみましょう。


行き先は日本語の通じるところでなければ困るので、沖縄にしてみました。



<以下、妄想の沖縄にいるピザ職人の行動>


とりあえず、所持金15万で飛行機のチケットを買いました。(残り12万)


現地に着きました。とりあえず一服しようではありませんか。


一服している間にふと大事な事に気づきました。住まいです。


移住するのですから、住まいがないと困ります。


程なくして不動産屋さんに入り、住まいを見つけました。(家賃6万円)


仲介代金は家賃分でいいと言われ、得した気分に。(無知がゆえに、残り6万)


即入居が決まり、管理人とお話するが、敷金礼金がいるとのこと。


「6万しかないんじゃー無理ダー。」と言われ、入居断念。


色々回りましたが、どこもかしこも入居お断り。仕方ないので、宿泊場所を探す。


せっかくなので、よいホテルに宿泊してみる。 (残り3万)


朝起きたら、現金がなくなっている。盗難にあった模様。 (残るは銅貨のみ)


仕方ないので、イカダを作って本州に戻る。(プライスレス)


しかし、海流を見誤り、漂流。・・・・・三ヶ月後、命からがら本州に漂着。


近隣の住民に、「何があったんですか?」 と聞かれ、死んだ目でこう答える。




「イカダで世界を見てきました。」 (海面のみ)




後日、母にこっぴどく怒られる。イタリアに行けといわれる。(自慢げに)


そんな怒られている時に、テレビでこのようなCMが。




「ご利用は計画的に」 (にっこり)




<妄想終了。貯蓄開始>



やはり移住は計画的に実行せねばなりません。なので、めぐみさんの本を読んで勉強したいと思います。


では、勉強があるので今日はここらで失礼します。(決してオチに困ったからではありませんよ・・・・・)




本読んだらまた妄想でしょうね・・・・

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初めての某 ~後編~

<今回は前回の続きですので、初めてご覧になる方はコチラ からどうぞ>



今日、近畿地方が梅雨明けとなりました。これから日差しがキッツイ毎日が始まるのですね・・・・。


今年こそは一つくらい夏らしい事をしようかと思うのですが、軟弱さが足を引っ張っています。


皆さん、こんばんは。肩から手にかけて日焼けでツートンカラーとなっているピザ職人です。(大失敗)



さて、3900円と言い満足気な発言をした事故相手の男。


どうにかして、死去した僕のズボン様の代金くらいは引き出さねばなりません。


しかし、どうにもこうにもお金がないといわれれば、決め手が思い浮かびません。


とりあえず、3900円のズボンはいらないので、返却の意を伝える事にしました。



僕 : 「こんなズボンいらんから、ちゃんとお金払って下さい。」


男 : 「ええっ?いらないんですか?いや、これはせっかく買ってきたんでもらって下さい。」


僕 : 「それは余計なお世話というヤツですよ。いりませんって。」


男 : 「いや、返されても困るので、もらって下さいよ」


僕 : 「もらっても困るのでいりません。」




男 : 「これは僕の気持ちです。もらって下さい」

     (オマエの気持ちは3900円か)




押しに弱い僕は、もらってしまいました。(あっさり)


しかし、こんな事でごまかされたのではたまったものではありません。さらに言及することにしました。



僕 : 「これで弁償を免れれると思わないで下さいよ。ちゃんと払ってもらいますからね。」


男 : 「・・・・・・・わかりました。じゃあついてきてください。」(とても暗い顔で)



とうとう観念して払う気になったようです。おそらく銀行に行って実はまだお金あるんですみたいな


パターンを想定した僕は、バイクでついていくことにしました。


走る事、5分少々。銀行が見えてきました。 「ああ、ここでおろすのか」 と思いブレーキの準備


をしたのですが、何故かスルー。 ここではなかったようです。


別の銀行に行くのだと思ったのですが、その予想もあっさり覆り、次々と銀行をスルーしたのです。


「ヤバイな。もしかして人の少ない場所に行き、刺すつもりか?」


と危機を感じたのですが、流されるままの人生の僕はそれを象徴するかのように身をまかせました。


そして、とある駅の近くに着いた時、男はバイクを止め、僕の方に歩みよってきました。



僕 : 「どこ行くんですか?」


男 : 「お金おろします。ここからは歩いていきましょう。」




了承して歩くこと5分、男はある建物の前で立ち止まりました。


目の前には自動ドアがあり、中にはATMらしきものが。てっきり銀行だと思ったのですが




看板にはア○ムと書いてありました。(戦慄)




「ま、まさかお金がないからここで借りるのか?そこまでして払ってもらいたくないな・・・・。」


と思った僕は一言言って入店を止めたのですが、男は一言こういいました。




「いえ、慣れてるんで大丈夫です。」

(じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます)




どうやら常連のようで、頻繁に借りているらしいのです。気は引けましたが、


ズボンのためを思えば仕方ありません。(自己正当化)


仕組みが気になった僕は、ATMのディスプレイを覗き込みました。


そこには、借り入れ可能残額 「4万円」 と出ていました。(相当借りてますね・・・・)


その金額を見るとかわいそうになってきたので、「もういいですよ。」 と止めたのですが


男は勢いがついているのか、「大丈夫です」 の一点張り。もはや誰にも止めれません。


程なくして僕は2万円を受け取り、何故かお礼を言って帰りました。



<帰宅後・・・・・・>



家に帰った僕は、母に先ほど男からもらったズボンを渡し、事情を話しました。



僕 : 「というわけやから、それほかしといて」


母 : 「何でやの?もったいないやんか。」


僕 : 「そのズボンは俺にははけん。ええからほかしといてんか。」


母 : 「ふーん。そやったらまたゴミに出しとくわ。」



というやりとりの後、家族全員がそろったところで夕飯を食べました。


数時間後、自室にいた僕が、そろそろ風呂にでも入ろうかと居間に戻ってきたとき、


すでに風呂上がりだった母が僕の視界に入ってきました。何か様子がおかしい・・・・。


そう思ってよくよく母を見てみると、なんと




先ほど捨ててくれといったばかりのズボンをはいているではありませんか!(妙に似合ってました)





あまりにもルンルン気分のご様子だったので、もはや何も言えませんでした。


そして僕は、母があのズボンを洗濯する時、密かにズボンを捨てる計画を企てるのでした。(しかし忘れる)




お付き合いいただきありがとうございました。

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