初めての某 ~前編~ | ピザ屋さんの悪態日誌

初めての某 ~前編~

とうとう梨本さんのブログが始まったようですね。芸能リポーターのブログなので、ゴシップネタを


公開したりするんでしょうか。どんなブログになるのか、個人的には楽しみでございます。


皆さん、こんばんは。近所付き合いがお世辞にもよいとは言えないのに、何故か近所のオバちゃまには


ものすごい好感を持たれているピザ職人です。(恐縮です。)



すみません、言いたかっただけです・・・・。(申し訳ございませぬ・・・・)



さて、またトラステのお題にピッタリの出来事があったので、記事にしたいと思います。


お題は 「自動車・オートバイ運転失敗談」 です。(当然、オートバイをチョイスします)


これはもうだいぶ前の話ですが、ある晴れた昼下がり時


僕は大学に向かうため、バイクを走らせていたのです。


そのバイクは買って1年くらい経っていた大型バイク。


そもそも、僕は大型バイクを買うつもりはなかったのですが、バイク屋の友達に


「中型はおもんない。大型にしとけって。」と言われ、あっさり方向転換することに。


しかし、安さに目がくらんで買ったものですから、愛着は特にありませんでした。(冷たい主です)


そんなバイクを走らせていると、曲がり角から突然原付が飛び出してきたのです。


「何ィ!?」と思い、ブレーキをしようと思ったのですが、思いっきりフロントブレーキを握ってしまい




前輪がロックしてあえなく転倒しました。

(原付さんにはぶつからず)





しかし、奇跡的にバイクはメーター周りとマフラーに軽く傷がいった程度ですんだのですが、


僕のお気に入りだった、黒のコーデュロイのズボン様のひざの部分が





大きくお口を開けて、舌を出していました。

(お口=破けた穴 舌=僕の血液さん)





足の小指を柱にぶつけた時の痛みに匹敵するやっかいさだったので、


とりあえず、大学の授業を自分休講(自己都合により休むさま)にしておきました。


しかし、衝突事故ではないので、警察を呼ぶかどうかは微妙なところ。僕は一旦保留して


飛び出してきた原付を運転していた人にとりあえず啖呵をきってみました。



僕 : 「おい、何いきなり出てきてくれとんねん。」


原 : 「い、いや・・・あのぉ・・・いけると思ったんでつい・・・・」


僕 : 「いけるやあらへんがな。一時停止せんかい。バイク傷いってもうたがな。」(愛着なしですけど)


原 : 「すっすいません。何でもするんで許して下さいよ。」


僕 : 「・・・・・・・・・・・・・・・」




何ですと!?(目が輝いた瞬間)




これは交渉の余地があると思い、とりあえず怒りを沈め、負傷した足を気にしながら


少々世間話をしてみました。何でもその人(男)はフリーターで一人暮らしをしているらしく


雰囲気はまるで電車男のようでした。さらに少し借金もあるらしいのです。


これらを聞いていると、何だか僕は段々暗い気持ちになってきました。(どんよりです)


男 : 「ズボン大丈夫ですか?」


僕 : 「大丈夫じゃないって。モロ破けてるしな。」


男 : 「すみません。じゃあバイクの修理代とズボン代も出させてもらいますんで。」


僕 : 「でも、君借金あるんじゃないの?そんなお金どこから出てくるんよ?」


男 : 「何とかなります。あ、僕今からバイト行かなきゃいけないんですよ。」


逃げられては困るので、それを制止するとどうやら、しっかり支払う意思があるようで


その男は何かあった時のために、ケータイの番号の交換を申し出てきたのです。


というわけで、交換をした後、夕方にまたこの場所で落ち合うという約束をし


とりあえずその場を後にしました。(ちなみに警察は呼びませんでした)




時間を置いたせいか、傷が痛みだしたので家にもどり、応急処置を施した後、


破けたズボンを履き替え、少しため息をつきながらも


友人が働くバイク屋に破損状況を報告しに行きました。


傷だけですんだものの、もしどこかに不具合があったら困りますので、


しっかり修理すべきところを指摘してもらおうと思ったのですが、その友人は一言




「いたって問題なし。」 (きっぱり)




ううむ。何だか面白くありません。修理箇所がたくさんあれば、修理の見積書にもハクがつくというもの。


僕の想定では、その金額に迷惑代とズボン代を足して10万くらいになるはずだったのですが、


傷ついた部分を取り替えてもせいぜい2万と言われ、(マフラーは軽傷なので除きます。)


どう頑張ってもズボン代の1万と、迷惑代およそ1万(適当に見積もった大学の授業の欠席代)


を足したところで4万にしかなりません。


「仕方ない、これで手を打つか。」 と決意し、夕方に先ほどの現場に向かうのでした。


この時、その後の事故相手の想定外の行動を僕はまだ予想だにしていなかったのです。




・・・・・続く。(申し訳ありません)




示談は言った者勝ちなところがあります。

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