我が弟との闘争 ~利器争い編~
すっかり夏の陽気となりましたが、僕はクーラーを入れないよう心がけているので
「一人我慢大会」 な日々が続いています。 (冷えるとおなかこわすので・・・・)
皆さん、こんばんは。 冷房の温度を18度に設定する弟が腹立たしく思うピザ職人です。(寒いやろがい)
今回はトラックバックステーションの 「雨の日の過ごし方」 について書きたいと思います。
今となっては、もっぱらパソコンを触っているのですが、子供の頃はずーっとゲームをやってました。
そうです、あの文明の利器、ファミコンが雨の日には僕の相棒なのでした。
しかし、その利器は我が家には一つしかないので、弟という敵とモメることが多々あったのです。
ある雨の日、僕が名作 「ドラゴンクエスト3」 をやっていたときのことです。
その日のファミコンの支配権をジャンケンで勝ち取った僕は、お菓子をほおばりながら
機嫌よくプレイをしていたのですが、弟様はどうやらそれが気に入らないらしく
不機嫌のまま僕のそばに居座っていました。(ジャンケンは公平な手段でしょうが)
そして僕が2時間ほどプレイをしたとき、弟がとうとうキレました。(理不尽だったので今でも忘れません)
<注: 細かい言葉使いまでは覚えていませんので、少し大人の口調風になっています。ご了承ください>
弟 : 「兄ちゃんばっかりずるいやんけ」
僕 : 「何を言うてるんや。オマエはジャンケンで負けたやないか」
弟 : 「負けてないわ。アレはなしや」
僕 : 「アホかオマエは。とにかく俺は勝ったんや。文句言うな」
弟 : 「俺、今日一回もドラクエしてへんねん。かわってや」
僕 : 「・・・・・・・・・・・・・・」 (無視)
弟 : 「無視すんなや!!」
と、弟が無視した僕に激昂し、僕からコントローラーを強引にとりあげようとしましたが
僕は、その手をクイっとかわし、今一度ドラクエにチャレンジしようと思ったのですが、
先ほど弟の魔の手からコントローラーを救った時、少しそれを引っ張ってしまったせいか
画面がモザイク模様で埋め尽くされていました
(俗にいう、「バグッた」というやつです)
何ということでしょう。ゲームのデータを記録してなかったので、この二時間の努力は水の泡となりました。
さすがの僕もこれには怒り狂い、弟にこう怒鳴りました。
「今からバラモス倒すとこやったんや。ここまでの苦労がオマエにわかるんか。それを何や、オマエのワガママで一気に全てオジャンや。ホンマ・・・
オマエには血も涙もないんか!?」
(当時、覚えたての言葉)
それを聞いた後、弟はあっさり 「ない」 と答えたので、狭い我が家でストリートファイトが展開されたのは
言うまでもありません。 (そこで弟の意外な底力を知り、少しビビッてしまったのは想定外でした)
しかし、弟は僕の蹴りを足にくらい、とうとう泣いてしまいました。
兄弟喧嘩とは、泣かせば勝ちではなく、泣かせたら負けなのです。
理由はカンタン、そこに親が介入し、泣いているほうをかまうからです。
我が家でも例外にもれず、母による僕への追求が始まりました。
母 : 「アンタ、何したんや!?」
僕 : 「コイツがバラモス倒すとこを邪魔したんや。だから蹴ったんや」 (ここからヒートアップ)
母 : 「バラモスなんか知らんわ。そんなしょうもないことで泣かしたんか!?」
僕 : 「しょうもないことないわ!バラモス倒すのにどんだけ苦労すると思ってるんや!?」
母 : 「アンタ、お兄ちゃんやろ!バラモスぐらいで弟泣かすとは何事や!!」
その後、母により平手打ちをくらった僕は、まだ幼かったので泣いてしまいました。
しかし、兄に泣かされた弟、母に泣かされた兄。 泣いている状態は同じなのに
対象が違うだけで、僕に対するフォローは一切ありません。 (弟め・・・・・)
そういうわけで、その後父にこの事態を報告しました。
僕 : 「これこれこういうわけなんや。」
父 : 「ほうほう。そうかいな」
僕 : 「お母さんも弟もヒドイわ」
父 : 「ほーん。そうやなー」
僕 : 「・・・・お父さん、話聞いてる?」
父 : 「おっ!打ったぞ!!」 (野球中継に夢中)
「人の話聞かんかい!子供の嘆きよりも清原のホームランの方が大事なんか!?」
と言いたかったのですが、父の絶対防御 「怒ったらポックリいきまっせ」 のせいで
何もいえませんでした。 (このころから、母に言われていたのです)
その後、母の指令により、ファミコンの支配権が弟に大きく割り当てられたのは言うまでもありません。
このとき、我が兄弟に大きな亀裂が走りました。(むしろしょうもない亀裂です)
少し例を挙げていきたいところですが、長くなるので次回とします。
(追記)
バラモスとは、ドラゴンクエスト3の大ボスのことです。
バラモスはモンスターが巣食う城の頂上にいるので、たどり着くまでにかなり苦労します。
少しわかりにくくてすみませんでした。
もはや「雨の日の過ごし方」ではなくなってしまいました・・・・
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